リーブル株式会社 代表のしゅんです!
巷で騒がれているタイムズカーの大規模な個人情報漏えい問題。
実は僕も12年ほど利用させていただいてまして、タイムズカーから2通のメールが届きました。
1通目は情報漏えいに関する「全体的な」内容
2通目は個別に届いた、実際に漏洩が確認された人への内容メールです。
Shunタイムズカーを運営するタイムズモビリティは、2026年9月29日、タイムズカーのWebシステムが外部からの不正アクセスを検知しました。その後、第三者がシステム内の情報を取得していたことが確認されています。
被害規模は約660万アカウント。さらに、そのうち約160万件については、運転免許証画像などの本人確認書類について漏えいを確認したと発表しています。
さらに10月1日に公開されたFAQでは、氏名・住所・生年月日・電話番号・メールアドレス・運転免許情報などの漏えいも確認されていることが明らかになっています。
特に気になるのが、「免許証画像まで漏れた場合、何をすればいいのか?」という点です。
この記事では、タイムズカーの公式発表とCIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターなどの公式情報をもとに、今回何が起きたのか、対象者が今できる対策を整理します。
※本記事は2026年10月2日時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。今後の調査によって内容が更新される可能性があります。
【この記事の結論】
・タイムズカーでは約160万アカウントで運転免許証画像などの本人確認書類の漏えいが確認された。
・氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許情報なども漏えい確認対象。
・クレジットカード情報は今回の漏えい対象に含まれていないとタイムズカーは説明している
・対象者はタイムズカーから個別通知が届く。
・漏えいが確認された場合、CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターの「本人申告制度」を検討
・本人申告をしても不正契約を100%防げるわけではない。
タイムズカーで何が起きたの?

そもそもここまで騒がれているタイムズカーの情報について何が起こったのか、詳しく見ていきましょう。
ことの発端は2026年9月25日9時07分、タイムズカーのWebシステムで外部からの不正アクセスが検知されました。
その後の調査で、第三者による不正アクセスと、一部の会員情報が第三者に取得されたことが確認されています。
なお、タイムズカーによれば、9月26日7時25分までに不正アクセス経路と攻撃元からの通信を遮断し、その後も監視を継続しているとのこと。
9月29日の第3報では、運転免許証画像などの本人確認書類が漏えいしたアカウント数が約160万件であることが公表されました。
Shun漏えいが確認されている本人確認書類には、次のものがあります。
・運転免許証画像
・現住所確認書類画像(公共料金の請求書など)
・学生証画像(学生プランの場合)
・家族確認書類画像(家族プランの場合)
約160万件という数字は「個人情報全体の漏えい件数」ではなく、タイムズカーが第3報で公表した本人確認書類情報が漏えいしたアカウント数です。
漏えいが確認されている個人情報
2026年10月1日にタイムズカーが公開したFAQでは、漏えいが確認されている情報として以下が挙げられています。
| 情報 | 漏えい確認 |
|---|---|
| 氏名 | あり |
| 法人会員の所属部署名 | あり |
| 住所 | あり |
| 生年月日 | あり |
| 電話番号 | あり |
| メールアドレス | あり |
| 運転免許情報 | あり |
| 本人確認書類情報 | あり |
| パスワード | あり |
| 連携サービスID | あり |
| クレジットカード情報 | 対象外 |
パスワードについて、タイムズカーは復元できない形式で保管しており、その情報を利用して会員アカウントが不正利用される恐れはないと説明しています。
また、タイムズカーはクレジットカード情報自体を保有していないため、今回の漏えい対象には含まれていないとのこと。
ただし、今回の問題で特に注意したいのは本人確認書類情報です。
氏名やメールアドレスだけではなく、本人確認に利用される運転免許証画像などが含まれているためです。
自分が漏えい対象か確認する方法

タイムズカーは、漏えいが確認された利用者に個別に通知しています。
運転免許証画像などの本人確認書類情報については、2026年9月29日から対象者へ順次メールによる案内が開始されています。
まずはタイムズカーから正式な通知が届いていないか確認してください。
Shunただし、ここで非常に注意したいことがあります。
今回の情報漏えいに便乗して、
「あなたの情報が流出しています」
「本人確認が必要です」
「こちらからパスワードを変更してください」
などと誘導するフィッシングメール・SMSが送られてくる可能性があります。
タイムズカー自身も、メール・SMS・電話などでパスワードやクレジットカード情報を聞くことはないとして注意を呼びかけています。
メール内のリンクを反射的にクリックするのではなく、不安な場合は自分でタイムズカー公式サイトを開いて最新情報を確認する方が安全です。
僕のメールには、「magazine@mail.timescar.jp」からきており、検索すると今までのお知らせなども同じメールアドレスから来ているので、一度Gmailでメールアドレスを確認してみてください!
退会済みでも対象になる可能性がある
「昔使っていたけど、もう退会しているから関係ない」
とは限りません。
今回の対象には退会済み会員も含まれます。
タイムズカーは2026年10月1日から、退会済みで漏えいが確認された利用者にも順次個別案内を開始しています。
ただし、退会後は登録済みのメールアドレスや電話番号が現在も利用されているとは限りません。
そのため、退会済みで自分が対象か確認したい場合は、タイムズカーが用意している退会者向け問い合わせフォームから確認できます。
タイムズカーのFAQでは、氏名・住所・生年月日について税法等に基づき7年間、運転免許情報および画像についても、なりすまし対策や問い合わせ対応のため7年間保管していると説明しています。
「数年前に退会したから絶対に対象外」とは判断できません。
免許証画像が漏えいすると何が問題なのか
運転免許証には、
・氏名
・住所
・生年月日
・顔写真
・免許証番号
・有効期限
・免許の種類
など、本人確認に利用される情報が含まれています。
だからこそ、「メールアドレスが漏れた」というケースとは分けて考える必要があります。
ただし、免許証画像が漏れた=必ずローンやクレジットカードを不正契約される、という意味ではありません。
金融機関やクレジット会社などは、それぞれ本人確認・審査・不正利用防止策を行っています。
一方で、本人確認書類の画像が第三者へ漏えいした以上、名義冒用などへの警戒を強める合理的な理由はあります。
そこで利用を検討できるのが、信用情報機関の「本人申告制度」です。
免許証画像が漏れた人が検討したい「本人申告制度」

本人申告制度とは、本人確認書類の紛失・盗難・情報漏えいなどによって名義を悪用される可能性がある場合、その情報を信用情報機関へ登録できる制度です。
代表的な信用情報機関として、
・CIC
・JICC(日本信用情報機構)
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)
があります。
例えばJICCは、運転免許証そのものは手元にあり、画像などの情報だけが流出した場合でも「名義の悪用防止」として本人申告コメントを登録できると明記しています。
つまり、
「免許証そのものを紛失していないから対象外」
ではありません。
今回のような情報漏えいも検討対象になります。
全国銀行個人信用情報センターも、詐欺や情報漏えいによって運転免許証などの画像データが第三者へ漏えいした可能性がある場合、本人申告ができると案内しています。
CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターの違い

3機関は加盟する会社・金融機関などが異なります。
大まかには以下のように整理できます。
| 信用情報機関 | 主な領域 | 情報漏えい時の本人申告 |
|---|---|---|
| CIC | クレジット会社・信販会社など | 可能 |
| JICC | 消費者金融・クレジット会社・金融機関など | 可能 |
| 全国銀行個人信用情報センター | 銀行・銀行系金融機関など | 可能 |
JICCによれば、本人確認書類の紛失・盗難などに関する本人申告コメントについては3機関の間で情報交流があります。
ただし、JICC自身も、加盟会員が異なることや、他機関の加盟会員が必ずJICCの情報を利用するとは限らないことから、広く注意喚起したい場合にはそれぞれの信用情報機関への登録を案内しています。
それぞれ見ていきましょう。
CIC
CICにも本人申告制度があり、「名義冒用」の情報を登録することで加盟会員へ注意喚起することができます。
郵送による本人申告の手数料は1,000円で、1,000円分の定額小為替証書を申込書・本人確認書類とともに郵送します。なお、定額小為替の購入時には別途、ゆうちょ銀行所定の発行手数料がかかります。
また、CICではインターネットによる本人申告にも対応しています。手数料は同じく1000円です。
申請方法や申込み時点のCIC公式サイトで確認してください。
具体的な手続き・最新の手数料については、申請時にCIC公式サイトを確認してください。
・CIC「本人申告とは」
https://www.cic.co.jp/mydata/declaration/
JICC
JICCでは「本人申告コメント」として登録できます。
今回のように、
「免許証の現物は持っているが、画像情報が漏えいした」
場合は「名義の悪用防止」が該当します。
登録期間は登録日から5年間です。
郵送からの申し込みは2026年10月2日時点で1100円(税込)
スマートフォンから申し込む場合の手数料は、700円(税込)です。
・JICC「運転免許証等の現物は手元にあるが画像など情報が流出してしまった場合、本人申告コメントは登録できますか?」
https://www.jicc.co.jp/faq/detail/a095i000000LtgMAAS
全国銀行個人信用情報センター
全国銀行個人信用情報センターでも、本人確認書類の漏えいによって名義を冒用される可能性がある場合、本人申告情報を登録できます。
郵送による申し込みは2026年10月2日時点では、2403円税込)
インターネットによる本人申告の手数料は500円税込)です。
オンライン手続きではマイナンバーカードなどを利用した本人確認が行われます。
・全国銀行個人信用情報センター「本人申告の手続き」
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/return/
なお、2026年10月2日現在、本人申告・本人開示の申し込みが通常時より大幅に増加しており、手続きに通常より相当の日数がかかっていると全国銀行協会が発表しています。
今回のタイムズカー問題との因果関係を全国銀行協会が明記しているわけではありませんが、申請を検討する場合は処理に時間がかかる可能性を想定しておいた方がよいでしょう。
本人申告をすれば不正利用を完全に防げるのか
ここは誤解しない方がいいポイントです。
本人申告=不正契約を完全に停止する制度ではありません。
全国銀行個人信用情報センターも、本人申告情報は加盟金融機関が与信判断を慎重に行うための参考資料であり、金融機関の判断を拘束するものではなく、悪用防止効果を保証するものでもないと説明しています。
つまり、
①本人申告
②信用情報を照会した加盟企業が確認
③「本人確認書類漏えいの申告あり」
④より慎重に本人確認・審査
というイメージです。
「登録したから、もう何もしなくていい」ではありません。
今すぐやることを5つに整理
今回の漏えい対象になった可能性がある場合、次の順番で確認すると分かりやすいでしょう。
1. タイムズカーからの正式な通知を確認する
まず、自分の情報が漏えい対象として確認されているか確認します。
タイムズカーは対象者へ順次個別通知しています。
退会済みの場合は、公式の退会者向け問い合わせフォームも確認してください。
該当している約160万人は全員来ているでしょう。
Shun2. タイムズカーを装ったメール・SMS・電話に注意する
今回の事件を知っている攻撃者が、
「漏えい対象者はこちら」
「補償手続きをしてください」
などと誘導する可能性があります。
パスワード、認証コード、クレジットカード情報などを安易に入力しないでください。
3. パスワードの使い回しを確認する
タイムズカーは漏えいしたパスワードについて、復元できない形式で保存していると説明しています。
それでも、同じパスワードまたは似たパスワードを複数サービスで使用している場合は、この機会に見直しておくと安心です。
特に、
・メール
・Googleアカウント
・Apple Account
・Amazon等のEC
・銀行
・証券
・クレジットカード
など重要なアカウントでは、サービスごとに異なるパスワードを使用し、利用可能であれば多要素認証も設定しておきましょう。
4. 免許証画像が漏えいした場合は本人申告を検討する
今回特に重要なのがここです。
JICCや全国銀行個人信用情報センターは、本人確認書類そのものを紛失していなくても、画像・情報が漏えいしたケースで本人申告を利用できることを明示しています。
CICを含め、自分がどこまで登録するかは各制度の内容・費用・対象範囲を確認したうえで判断してください。
5. 今後、身に覚えのない契約・請求を確認する
本人申告を行った場合でも完全防止ではありません。
今後しばらくは、
・知らないクレジットカード
・知らないローン
・知らない携帯電話契約
・身に覚えのない請求
・不審な本人確認メール
・不審なSMS
・不審な郵便物
などがないか注意してください。
異常がある場合は、該当する事業者や警察などへの相談も検討してください。
免許証を再発行すれば解決する?
「免許証画像が漏れたなら、免許証を再発行して番号を変えればいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、今回の問題は免許証番号だけではありません。
氏名・住所・生年月日など、変更できない、あるいは簡単には変更できない情報も漏えい対象に含まれています。
そのため、
免許証を再発行すれば今回漏れた情報が無効になる
とは考えない方がよいでしょう。
免許証の再交付等について判断する場合は、警察・運転免許センター等の公式案内を確認してください。
タイムズカーから補償はある?
2026年10月1日時点では、具体的な補償内容はまだ確定していません。
タイムズカーはFAQで、外部専門機関による調査結果を踏まえて「全体方針を決定する予定」と説明しています。
したがって現時点では、
「○円補償される」
「全員に補償がある」
「本人申告の費用を負担してもらえる」
などと断定することはできません。
今後のタイムズカーの発表を確認する必要があります。
Shun「個人情報が漏れた=すぐ実害」ではない。でも放置もしない
今回の問題では約160万アカウントで本人確認書類の漏えいが確認されています。
一方で、タイムズカーは2026年9月25日時点で、漏えいした可能性のある情報が不特定多数へ公開された事実や、不正利用された事実は確認されていないと発表しています。
したがって、
「免許証が漏れたから明日すぐ借金される」
などと過度に恐れる必要はありません。
しかし、
「まだ被害がないから何もしなくていい」
とも言い切れません。
本人確認書類の情報が漏えいした場合に利用できる制度が実際に存在します。
だからこそ、事実と推測を分けたうえで、取れる対策を取っておくことが重要です。
よくある質問
タイムズカーでクレジットカード番号も漏えいしましたか?
タイムズカーは、クレジットカード情報を自社で保有していないため、今回の漏えい対象には含まれていないと説明しています。
免許証そのものは持っています。それでも本人申告できますか?
できます。
JICCは、運転免許証などの現物が手元にあっても、画像などの情報が流出した場合、「名義の悪用防止」として本人申告コメントを登録できると明記しています。
全国銀行個人信用情報センターも、本人確認書類の画像データ等が第三者へ漏えいした可能性がある場合に本人申告できるとしています。
CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターすべてに登録する必要がありますか?
必須ではありません。
各機関で加盟会員が異なります。
JICCは、本人確認書類の紛失・盗難等に関する本人申告コメントは3機関で情報交流しているものの、他機関の加盟会員が必ずJICCの情報を利用するとは限らないとしており、広く注意喚起する場合には各信用情報機関への登録を案内しています。
それぞれの制度・対象・費用を確認して判断してください。
本人申告をすれば絶対に不正契約されませんか?
いいえ。
本人申告は、加盟会社などが審査する際に注意喚起するための情報です。
不正利用を100%防止する保証ではありません。
退会済みでも確認した方がいいですか?
過去にタイムズカーを利用していた場合は確認する価値があります。
今回の対象には退会済み会員も含まれています。
タイムズカーは退会者向けの問い合わせ窓口を設けています。
タイムズカーから補償はありますか?
2026年10月1日時点では、具体的な補償内容は確定していません。
タイムズカーは外部専門機関の調査結果を踏まえて全体方針を決定するとしています。
まとめ

今回のタイムズカーへの不正アクセスでは、約160万アカウントで運転免許証画像などの本人確認書類情報の漏えいが確認されています。
さらに、氏名・住所・生年月日・電話番号・メールアドレス・運転免許情報なども漏えい確認対象となっています。
対象となった可能性がある人は、まずタイムズカーからの正式な通知を確認してください。
そのうえで、
・不審なメール・SMS・電話への警戒
・パスワード使い回しの確認
・本人申告制度の検討
・身に覚えのない契約や請求の確認
を行うことが現時点で取れる対策です。
特に免許証画像などの本人確認書類が漏えいした人については、CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターに、名義悪用への注意喚起を登録できる制度があります。
ただし、本人申告制度も不正利用を100%防ぐものではありません。
「必要以上に怖がらない。でも、何もしないまま放置もしない。」
今回の件については、このくらいの距離感で公式情報を確認しながら対応するのがよいでしょう。
今後タイムズカーから調査結果や補償方針などの追加発表があった場合、本記事も随時更新します。
